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読売12/19 12:24 ＪＣＯ臨界事故、風評被害の損賠訴訟で口頭弁論

１． キイワード；JCO事故

２． 関係者；JCO

３． 概要；　茨城県東海村で昨年九月に起きた核燃料加工会社「ジェー・シー・オー（ＪＣＯ）」東海事業所の臨界事故で風評被害を受けたとして、同県大洗町の水産加工会社「梶間水産」（梶間貞夫社長）がＪＣＯを相手取り、総額約六千百六十万円の損害賠償を求めた訴訟の第一回口頭弁論が十九日午前、水戸地裁（中野信也裁判長）であった。臨界事故を巡る損害賠償請求訴訟はこれが初めて。ＪＣＯ側は答弁書で「事故との因果関係は認められない」として請求の棄却を求め、全面的に争う姿勢を見せた。訴えによると、同社はエビやカニなどの冷凍原料の加工・販売を手掛けているが、事故によって各地の公設市場が同県産品の引き取りを拒んだため、製品の焼却処分を余儀なくされた。さらに昨年十月から今年一月までの四か月間の売上額が、最近二年間の平均と比べ半減したという。ＪＣＯは同社に約九百二十万円の損害賠償を支払っているが、同社は要求額六千五百七十三万円と大きな隔たりがあるとして今年九月に提訴した。[2000-12-19-12:24]