読売12/02 14:55 対化学テロで厚生省が危機管理のデータベース

1.キイワード；危機管理

2.関係者；厚生省研究班（総括研究員＝杉本侃（つよし）

3.概要；一連のサリン事件や和歌山市の毒物カレー事件などを教訓に、化学物質を用いたテロの対策に乗り出していた厚生省研究班（総括研究員＝杉本侃（つよし）・日本中毒情報センター理事長）は二日までに、サリンやマスタードガスなど化学兵器に関するデータベースと、その危機管理マニュアルの骨格をまとめた。わが国では初の試みで、事件発生時にはインターネットでの公開を考えており、三年後の実用化を目指す。マニュアルは、どんな化学物質が使われたかを素早く確定する「化学兵器早期鑑別チェックリスト」をはじめ、現場に近づく際に必要な防御法、現場や患者の除染方法、事件発生後の時間経過ごとの対応マニュアルなどで構成している。[2000-12-02-14:55]