トップページに戻る
DBの部屋に戻る

読売11/14 00:32 露大統領「米露は核弾頭１５００発以下に」と提案

1.キイワード；戦略核弾頭

2.関係者；プーチン大統領

3.概要；【モスクワ１３日＝花田吉雄】ロシアのプーチン大統領は十三日、声明を発表し、第三次戦略兵器削減条約（ＳＴＡＲＴ３）を巡り、米露両国の戦略核兵器の保有核弾頭を千五百発以下の水準に削減するよう改めて米国に提案した。次期大統領の選出を巡り混乱する米国に対し、核弾頭の大幅削減を主張するロシア側の立場を明確にして、今後の核軍縮交渉にゆさぶりをかける政治的な狙いがありそうだ。声明の中で、プーチン大統領は「ロシアは二〇〇八年までに千五百発以下に減らすのが現実的」として、米議会に対し「戦略核の総核弾頭数を三千〜三千五百まで削減する」としたＳＴＡＲＴ２の早期批准を求めるとともに、米政府に対して、ＳＴＡＲＴ３交渉の開始を呼びかけた。また、全米ミサイル防衛（ＮＭＤ）網計画を巡り、米国が求めている弾道弾迎撃ミサイル（ＡＢＭ）制限条約の改定に改めて反対の姿勢を示した。[2000-11-14-00:32]