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読売10/24 22:25 ミス防止へ診療内容をバーコードでチェック

１．キイワード；医療ミス

２．関係者；国立国際医療センター（東京・新宿）

３．概要；　各地で医療ミスが絶えないが、国立国際医療センター（東京・新宿）は二十四日までに、投薬の時期や量など診療内容をバーコードで瞬時にチェックできる管理システムの整備に取り組むことを決めた。不注意な基本的ミスの防止や、薬品の在庫管理による病院経営の改善が主目的だが、診療全般を一括管理することで、多角的に情報を蓄積、薬の効果や、効率的な治療方法などの分析にも威力を発揮しそうだ。バーコードシステムはスーパーやコンビニエンスストアなどで多用されているコンピューターの会計処理・在庫管理方法。ＰＯＳシステムと呼ばれる。これを医療分野に応用するもので、医師、看護婦ら全医療職員が、手のひら大の読み取り装置（スキャナー）を常時携帯して、医療行為を行うごとに薬や患者の腕に巻き付けたバーコードを読み取る。薬のバーコードには、薬名、投与量や有効期限、製品番号が記され、もし登録内容と異なると警告が出る。またスキャナーの画面には「患者のため注射を用意する」「体をふく」など、各職員の業務に沿った行為内容が表示され、作業終了の確認をする。これらの情報は即時にコンピューターに保管され、電子カルテに記載される。　

本稼働するのは来年九月の予定だが、一足先に地元の新宿区医師会と患者の医療情報を共有化するシステムを開始している。矢崎義雄総長は「『一地域・一患者・一カルテ』の実現で医療のスリム化を図る有力な手段となる」と話している。[2000-10-24-22:25]

朝日10/23 22:18 ◇韓国の拉致被害者２１７人　統一省が資料提出◇

　韓国統一省は２３日、１９７０年以降に朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）に拉致された韓国人が２１７人にのぼるとする資料を国会に提出した。資料によると、海上で操業中に拉致された漁民が最も多く１７８人で、海軍の艦船乗務員が２０人、旧西ドイツや中国など海外で被害にあったのは１２人としている。また、韓国国内の海岸で拉致された高校生が５人いるという。[2000-10-23-22:18]