読売10/12 19:38 青森県と六ヶ所村、日本原燃が安全協定締結

1.キイワード；安全協定

2.関係者；青森県と同県六ヶ所村、日本原燃（本社・青森市）

3.概要；青森県と同県六ヶ所村、日本原燃（本社・青森市）は十二日、使用済み核燃料を同村にある同社の再処理工場貯蔵プールへ本格的に搬入する前提となる安全協定に調印した。これにより、全国の原子力発電所に貯蔵されている使用済み核燃料の搬入は、周辺市町村との安全協定締結を経て、早ければ年内にも始まる見通しだ。使用済み核燃料から再利用可能なプルトニウムを取り出すための再処理工場は、二〇〇五年に稼働する予定。貯蔵プールは既に完成しており、国内各地の原発内での貯蔵量が限界に近付いていた。協定では、事故などの異状が発生した場合に、同社が県や村へ連絡することや、同社の貯蔵施設への県、村による立ち入り調査の権利を定めた。また、昨年九月に茨城県東海村で発生した臨界事故の教訓を踏まえ、事業者による自主保安活動の強化や職員教育の徹底、積極的な情報公開などを盛り込んだ。同県などは一九九八年七月、使用済み核燃料三十二トンの試験搬入について安全協定を締結していた。[2000-10-12-19:38]