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読売10/03 11:27 米ナプスターの著作権侵害訴訟、初審理　

1.キイワード；ナプスター、著作権

2.関係者；米サンフランシスコ連邦高等裁判所、全米レコード協会（ＲＩＡＡ）

3.概要；インターネット上で音楽交換サービスを提供している米ナプスターに対する著作権侵害訴訟で、米サンフランシスコ連邦高等裁判所は二日、初めての審理を行った。全米レコード協会（ＲＩＡＡ）が求めているナプスターの音楽交換サービスの即時停止を高裁が認めるかが焦点となっていたが、高裁は判断を見送り、当面、サービスの継続が決まった。裁判でナプスターは「レコード会社は自らの利益のために音楽の配信を阻害しようとしている」と主張したのに対し、ＲＩＡＡは「著作権を守るためにはナプスターのサービスを中止すべきだ」と反論した。ナプスターは、同社のソフトを利用すれば、インターネット上で互いの音楽を無料で交換できるサービスを提供し、大学生を中心に利用者が急増した。このため、ＲＩＡＡは昨年十二月、著作権侵害として提訴した。連邦地裁は今年七月、サービス停止の仮処分命令を出したが、ナプスターはこれを不服として連邦高裁に控訴し、高裁が仮処分の延期を認めていた。