読売09/22 12:40 温室効果ガス、抑制基準との間にいぜん開き

1.キイワード；温室効果ガス

2.関係者；政府

3.概要；二酸化炭素（ＣＯ２）など温室効果ガスの一九九八年度の国内総排出量は、前年度より３・５％少ない十三億三千六百万トンだったことが二十二日、政府の集計で明らかになった。排出量抑制の基準となる九〇年度と比べると、依然として約５・０％上回っており、京都議定書で課せられた二〇一〇年までの６％削減を達成するには、対策の強化が必要であることを改めて示す結果となった。排出量の内訳は、ＣＯ２が十一億八千八百万トン（九〇年度比５・６％増）、メタンが百三十六万トン（同１１％減）、一酸化二窒素が六万四千トン（同１０％増）など。部門別のＣＯ２排出量では、四割を占める産業部門は九〇年度比で３・２％減少した。