読売09/16 20:04 伸びる会社ほど勤務の「自由度」高い

1.キイワード；フレックスタイム制

2.関係者；自由時間デザイン協会（旧・余暇開発センター）

3.概要；自由時間デザイン協会が実施した「企業の自由時間度に関する調査」で、こんな結果が判明した。調査では、回答があった企業について、過去三年間の売上高の伸び率別に、２０％以上を「高成長企業」、０％から２０％未満を「成長企業」、売上減を「停滞企業」と三分類した。それぞれの分類の中で、出社や退社時間を柔軟に設定するフレックスタイムを導入している企業の割合を調べたところ、高成長企業で２２・８％、成長企業１６・３％、停滞企業１５・４％と、急成長している企業ほど、制度の導入率が高いことが分かった。　

また、育児休業にも複数の制度があり、社員がどれを選ぶかの選択権がある仕組みを整えている企業の割合も、高成長企業で３８・６％、成長企業が２５・０％、停滞企業が２４・５％だった。このほか、完全週休二日制や、在宅勤務、異動に関して本人の希望をどこまで考慮するかなど、新タイプの労働制度についても、成長率が高いグループほど導入率が高かった。同協会では、「高成長の条件として、（社員にとって）自由度のある制度が必要になっていることを証明している」と分析した。調査は六月上旬に、企業規模別に無作為に抽出した三千六百の企業にアンケート用紙を送付して実施した。回答企業は五百九十二社だった。