読売09/12 22:43 宇宙開発事業団が衛星観測画像をＨＰで公開

1.キイワード；衛星写真

2.関係者；宇宙開発事業団

3.概要；宇宙開発事業団は十二日から、衛星で観測した降水量や海面水温などの分布を地図に示し、インターネットのホームページ（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｅｏｒｃ．ｎａｓｄａ．ｇｏ．ｊｐ／ＴＲＭＭ）で公開するサービスを始めた。観測範囲は関東以南に限られるが、利用者は調べたい地域や項目を選んで自由に見ることができ、同事業団は「防災だけでなく、漁業関係者にも役立つはず」と期待している。公開するのは、赤道から北緯・南緯とも３５度までの範囲で、降水量や水温、雨雲の高さや水分量などを観測している熱帯降雨観測衛星（ＴＲＭＭ）のデータ。同事業団はこれまで、データそのものを気象庁や研究機関に送るだけだったが、データを素早く処理して地図に示すコンピュータープログラムを新たに開発し、観測から三〜四時間でホームページに掲載できるようになった。同衛星が日本付近を観測するのは一日二回だけだが、十二日には早速、同日未明の観測結果が公開され、東海地方を襲った豪雨の模様がくっきりと映し出された。