読売09/05 21:19 ゲノム研究の倫理規制、診断・治療にも拡大

1.キイワード；ヒトゲノム、倫理

2.関係者；４省庁合同の検討委員会

3.概要；政府の検討委員会（委員長＝垣添忠生・国立がんセンター中央病院長）は五日、指針の規制対象を純粋な基礎研究から、実際の診断・治療にまで拡大することを決めた。この日の委員会では研究と診断・治療を分けた指針では、研究者と協力者の双方が混乱するうえ、国民がヒトゲノム研究に疑念を抱きかねず、研究の進展が損なわれるとの意見が大勢を占めた。ヒトゲノム研究の現場では、診断や治療のために採取された遺伝子が研究用に転用されている現状があるうえ、この分野の研究は一気に診断・治療に結びつくケースも多い。