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毎日12/19 21:56 ＜ＡＤＳＬ＞さらにＮＴＴコムの“東西離れ”を強める

1．キイワード；ADSL

２． 関係者；NTT

３． 概要；　ＮＴＴコミュニケーションズ（ＮＴＴコム）は１９日、今夏出資した通信ベンチャー「アッカ・ネットワークス」のＡＤＳＬ（非対称デジタル加入者回線）を活用し、自社のプロバイダー（接続業者）サービス「ＯＣＮ」とセットにした定額の高速インターネット接続サービスを１月下旬から東京と大阪の一部で開始すると発表した。ＮＴＴコムはＮＴＴ東西地域会社のＡＤＳＬを利用したセットサービスより低料金であることを強調、さらに“東西離れ”を強めている。アッカのＡＤＳＬを利用したサービスは、東京都中央区や渋谷区などの一部と大阪市北区などの一部で提供し、順次エリアを拡大する。利用者の自宅とＮＴＴ東西の専用施設とを結ぶ足回り部分のみＮＴＴ東西のＡＤＳＬを使用、それ以外はアッカの回線を使う。利用料は月５８００円。２６日に本格サービスが始まるＮＴＴ東西のＡＤＳＬを利用したＯＣＮのセットサービスは同６５５０円で、アッカより１割強高い。ＮＴＴコムは「ニーズに応じてサービスを選んでもらう」と説明するが、料金面で利用者のメリットが大きいアッカのサービスを重視する姿勢は明らかで、ＮＴＴ東西に頼らない事業展開の一歩ともみられる。アッカは今年３月に設立されＡＤＳＬを利用した高速ネットサービスを展開。ＮＴＴコムは８月、アッカに１２億５０００万円を出資し、筆頭株主（４１・８％）となっている。　【宇田川　恵】[2000-12-19-21:56]