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毎日12/19 19:55 ＜大蔵原案＞一般歳出４８兆６５８９億円　国債発行は９８兆円　

６． キイワード；大蔵原案

７． 関係者；大蔵省

８． 概要；　大蔵省は２０日、２００１年度当初予算の大蔵原案を内示する。政策的経費の一般歳出は今年度当初比１・２％増の４８兆６５８９億円と過去最高を更新し、本格的な景気回復を狙う。一般会計の歳出・歳入総額は、同２・７％減の８２兆６５２４億円とし、歳入不足を補う国債の新規発行額は２８兆３１８０億円と３年ぶりに減額する。０１年度からの抜本改革を目指す財政投融資計画は、事業の絞り込みなどで同１５・０％減の３２兆５４３０億円と大幅減額し、財投債や借り換え債を含めた国債発行額総額は、同１４・７％増の９８兆５０３７億円に達する。特殊法人が独自に発行する財投機関債による資金調達は、２０機関で計１兆１０５８億円となった。復活折衝を経て、２４日に政府案を決定し、来年１月の通常国会に提出する。一般会計の歳出では、医療費などの社会保障費が増加するほか、公共事業等予備費を３０００億円計上する。同予備費は９８年度から２年連続で５０００億円を盛り込んだが、景気の復調から２０００億円減額した。国債費は、今年度予算に盛り込んだ金融システム安定化のための交付国債の償還財源（４兆５０００億円）がなくなるため、同２１・８％減の１７兆１７０５億円にとどめた。地方交付税は、地方の財政事情の悪化などから同１２・７％増の１６兆８２３０億円を確保する。歳入は、税収が企業業績の回復基調を反映して同４・２％増の５０兆７２７０億円と決算ベースで４年ぶりの増収を見込む。国債発行は、依然高い水準を保ち、歳入に占める国債の割合を示す国債依存度は同４・１ポイント低下して３４・３％となる。残高は、００年度末から２４兆円増えて０１年度末には３８９兆円に達する。　【高橋　秀郎】[2000-12-19-19:55]