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毎日12/17 20:31 ＜科学技術行政監察＞同一テーマの二重研究指摘　総務庁

毎日12/17 20:31 ＜科学技術行政監察＞同一テーマの二重研究指摘　総務庁

１．キイワード；科学技術行政監査

２． 関係者；総務庁

３． 概要；　総務庁行政監察局は１７日、国や自治体の研究所が、それぞれ別個に、ほとんど同じ研究テーマに取り組むなど非効率な実態を指摘した「科学技術に関する行政監察結果報告書」をまとめた。１８日、農水省や科学技術庁など関係１３省庁に勧告する。報告書によると、農水省の５試験場・研究所が取り組んでいる研究課題のうち、２１テーマが、県の農業試験場などとの“二重研究”となっていた。例えば、熊本県にある農水省の九州農業試験場は１９９６年度から「焼酎（しょうちゅう）の製造廃液の肥料化」の研究を始めているが、これに先立つ２年前から宮崎県畜産試験場が同じテーマに着手していた。このため、同省には「既に取り組まれているもの、必ずしも緊急性のないもの」について、研究そのものを見直すよう勧告する。また、組織の活性化を目的に９７年に始まった国立の試験研究機関が、他の公立・民間の研究者らを期限付き任用する制度についても、調査した国の１１省庁３９機関中、利用しているのは、７省庁２１機関で１８７人。このうち１４９人は通産省の研究機関（１２機関）の採用で、制度の利用が進んでいないことが分かった。【加藤　学】[2000-12-17-20:31]