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毎日11/17 00:05 ＜ロシア＞「ミール」洋上落下させ廃棄　「安全の絶対保証無理」

1.キイワード；ミール

2.関係者；ロシア政府

3.概要；【モスクワ１６日田中洋之】ロシア政府は１６日、宇宙ステーション「ミール」を来年２月２７日か２８日にオーストラリア沖の太平洋上に落下させ、廃棄することを正式に決めた。しかし破片の一部が地表に衝突する可能性もあるという。ロシア航空管理センターは「安全な廃棄に努めるが、絶対の保証はできない」と話している。ミールは世界初の有人宇宙ステーションとして旧ソ連時代の１９８６年に打ち上げられ、宇宙開発分野で大きな功績を残した。しかし最近はロシアの財政難や相次ぐ故障などで苦境に追い込まれ、昨年８月に最後の宇宙飛行士３人が地球に帰還したあと無人飛行を続けている。軌道高度を徐々に下げつつあり、このままでは１２月中旬に落下する恐れがあるため、ロシアは近く貨物船をドッキングさせ軌道修正を図るという。[2000-11-17-00:05]

朝日11/17 00:16 ◇宇宙ステーション「ミール」、来年２月末太平洋にポイ◇

　ロシア航空宇宙局のコプチェフ局長は１６日、ロシアの宇宙ステーション「ミール」を来年２月２７―２８日にかけて太平洋に廃棄することを明らかにした。この計画は同日開かれた政府閣議でも支持され、ミールの廃棄は事実上確定した。同局長によると、ミール（重量約１３０トン）は大気圏に落下後、オーストラリアから１５００―２０００キロ離れた太平洋上に沈められる。１９８６年２月の打ち上げ以来ほとんど有人飛行を続け、これまでに外国人６２人を含む計１０４人の宇宙飛行士が滞在した。当初は財政難から今春に廃棄される予定だったが、米企業からの資金提供で一時延命していた。[2000-11-17-00:16]