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毎日11/03 05:26 ＜化石＞約２億９０００万年前の２本足歩行は虫類　ドイツで発見

1.キイワード；爬虫類
2.関係者；米カーネギー博物館のデビッド・バーマン博士やドイツ、カナダの国際研究グループ
3.概要；【ワシントン２日斗ケ沢秀俊】約２億９０００万年前に生息していた２本足歩行の新種のは虫類の化石がドイツで発見され、３日付の米科学誌「サイエンス」に発表された。２足歩行の恐竜の出現よりも６０００万年以上古く、研究グループは「２本歩行の元祖を見つけた」と指摘している。化石は、ドイツにある二畳紀の地層からほぼ完全な骨格で発見され、米カーネギー博物館のデビッド・バーマン博士やドイツ、カナダの国際研究グループが詳しく解析した。体長約２６センチのは虫類で、前脚が短く、後ろ脚やしっぽが長かった。ひざや腰の関節などの分析から、前脚を前方に伸ばして２本足で立ち、つま先を立てて走ったと推定した。草食だったことも分かった。同グループは、このは虫類が「普段は４本足で歩き、捕食動物から逃げる時に２本足で走った」と見ている。また、人類に至る２足歩行の進化の歴史については「後に出現した２足歩行の恐竜とは進化上の関連がない。２足歩行は、は虫類や恐竜、鳥類、ほ乳類で別個に発生した可能性が強い」と分析している。[2000-11-03-05:26]