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毎日 10/26 19:36 ＜露原潜事故＞沈没後も２０人以上が生存　乗組員のメモ発見　

１．キイワード；露原潜事故

２．関係者；原潜「クルスク」

３．概要；【モスクワ２６日石郷岡建】ロシア海軍のクロエドフ総司令官は２６日、バレンツ海で今年８月に沈んだ原潜「クルスク」から収容された遺体からメモが発見され、沈没後も２０人以上の乗組員が長時間に生存していた可能性を明らかにした。メモが見つかったのは２５日引き揚げられた４遺体のうちの一人、第７区画指揮官のコレスニコフ大尉の服のポケットから。そこには、「第６、７、８区画の乗組員は第９区画に移った。全員で２３人。事故発生のためこのような決定を行った。誰も上にはあがることができない」と書かれ、さらに「１３・５――真っ暗のなかで書いている」と付け加えられてあった。原潜事故の発生後、艦首部分は大爆発となり、乗組員１１８人のほとんどが死亡したとみられていた。だが、メモによると、第６区画以降の艦尾部分は破壊を免れ、乗組員は浸水から逃れるため第９区画へと避難し、逃げ場所を探しながら、救出を待ったとみられる。

メモの最後の部分の「１３・５」が時間を指すとすれば、コレスニコフ大尉は事故発生から約６時間後に手紙を書いたことになる。ロシア海軍はメモの全文を公表していない。モツアク北方艦隊参謀総長によれば、メモには個人的なことも書かれてあり、さらに２〜３人が救出用ハッチから脱出の試みをした可能性があるとだけ指摘している。同参謀長は第９区画にかなり大量の遺体が残っている可能性があるため、第９区画に作業用の穴をあけ、さらに遺体捜索活動を続けると説明している。[2000-10-26-19:36]