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毎日10/22 03:06 ＜特報・ディスプレー＞ミノルタがメガネ型開発を発表

1.キイワード；ディスプレー

2.関係者；ミノルタ

3.概要；ミノルタが、ホログラム（立体画像記録体）を利用した超軽量（眼鏡こみで２５グラム）のメガネ型ディスプレーを開発し、米国で開かれた国際学会で発表した。商品化は未定だが、内外の企業から問い合わせが相次いでいるという。メガネに組み込んであっても、人間の目には２メートル先に２８インチ相当の画面が浮き上がるように見える仕組みで、ＳＦの世界が一歩現実に近づいたといえそうだ。メガネのレンズの上部に小型液晶装置が装着されており、レンズには透明なホログラムが埋め込まれている。液晶に投影された映像はホログラムで反射・拡大されることによって、２メートル先に２８インチ相当の画面が浮き上がる。度付きレンズやサングラスにも対応できる。「いつでもどこでも快適に使用できる」（木村和夫・研究開発本部光技術部部長）のが特徴だ。

デジタル機器同士を無線でつなぐ近距離無線通信技術「ブルートゥース」を組み込めば、接続コードが不要で、一気に実用性が高まる。想定される用途としては、（１）携帯電話で受信したメールや動画像などを、大画面で目の前に映し出す（２）外国人と会話するときに、携帯型パソコンで会話を翻訳し、ディスプレイに転送して字幕のように映し出すなど。メガネ型ディスプレーは、米アトランタ（ジョージア州）で１７日開かれたウエアラブル（身につける）コンピューターの国際学会「ＩＳＷＣ」で発表された。　【尾村　

洋介】[2000-10-22-03:06]