トップページに戻る
DBの部屋に戻る

毎日10/18 22:56 ＜放射性物質＞約２５年前に廃院の元民間病院長宅から　高知　

　高知市廿代町の元民間病院長宅から、約２５年以上経過したとみられる放射性物質が見つかり、高知県は１８日、科学技術庁の指示で半径５メートル以内を立ち入り禁止にした。放射線量は２メートル離れた所で１時間当たり０・１６マイクログレイで、自然状態とほぼ同じ。２０センチ離れた所で１時間に５・６マイクログレイ。レントゲン撮影の３分の１に相当する値だった。県は健康への影響はないとみている。民家は約２５年前に廃院になった耳鼻咽喉（いんこう）科病院長の自宅。院長は廃院とほぼ同時期に死亡している。容器は古いカルテ類などと一緒に置かれており、県は医療用に使ったラジウムかコバルトとみている。清掃業者が１７日、民家の物置部屋で、放射性物質のマークの付いた鉛製の球形容器（直径約２０センチ）を発見した。民家には管理人の女性が１人で住んでいるが、物置部屋に入ったことはなかった。容器は１９日、科技庁の外郭団体「日本アイソトープ協会」の専門家が東京へ持ち帰って処分する予定。　【高橋　邦彦】[2000-10-18-22:56]