毎日09/19 21:00 ＜ウィンドウズＣＥ＞車載コンピューターの普及目指す協議会設立

1.キイワード；基本ソフト、ウインドウCE、トロン

2.関係者；マイクロソフト、三井物産、クラリオンなど６社

3.概要；６社は１９日、マイクロソフトの基本ソフト（ＯＳ）「ウィンドウズＣＥ」を組み込んだ自動車搭載コンピューターの普及を目指して協議会を設立したと発表した。車載コンピューター市場は、今後のＩＴＳ（高度道路情報システム）の発展に伴って成長が予想され、すでにトヨタ自動車や米ゼネラルモーターズなどが参入を表明している。マイクロソフトは協議会の設立で、カーナビゲーション技術に強い日本メーカーを取り込み、部品や応用ソフトの共通化を進めて業界標準を目指す戦略だ。協議会はマイクロソフト、三井物産、クラリオン、デンソー、アイシン・エイ・ダブリュ、ザナヴィ・インフォマティクスの６社が発起人で、東芝、ＮＥＣ、日立製作所、富士通、松下電器産業、三菱電機も参加している。

　日本のカーナビ市場は、産学共同で開発された「トロン」ＯＳが半分以上を占め、これまでウィンドウズＣＥは採用されていない。トロンは「反応の速さや信頼性ではウィンドウズＣＥより優れている」（デンソー）が、マ社は、ゲームソフトなどパソコン分野の豊富な応用ソフトを武器に、シェアを広げたい考えだ。