毎日09/18 18:25 ＜ＩＣカード＞Ｊａｖａによる研究・開発へ　慶大とＮＴＴデータ

1.キイワード；Java, ICカード

2.関係者；慶応義塾大学とＮＴＴデータ

3.概要；　慶応義塾大学とＮＴＴデータは１８日、特定の基本ソフト（ＯＳ）に頼らずプログラムを実行できるネットワーク対応プログラム言語「Ｊａｖａ」を取り入れたＩＣカードを活用、新時代のキャンパスライフを実現するための共同プロジェクト「次世代キャンパスＩＣカード」の研究・開発に乗り出すと発表した。今月２２日から、湘南藤沢キャンパスの学生らを対象に実証実験を開始する。

従来のＩＣカードは、新たな機能を追加する際に回収や再発行を行わねばならず、柔軟な運用を阻んできた。これに対し、Ｊａｖａカードは新しい機能をインターネットから次々と取り込めるため効率的な運用が可能で、次世代キャンパスカードとしての応用方法を探ることとなった。当初は、学生や教職員の入退室や在室管理のほか、携帯電話やパソコンなどの端末を利用し教室外から大学のデータベースなどを引き出せるモバイルアクセスの実験からスタート。図書館の貸し出しや、証明書発行などのシステムにも近くＪａｖａカードを用いるほか、将来的には、小銭を持たなくても大学行きのバスに乗車できるなど、交通機関をはじめとした学外の組織とも連携した幅広い事業展開を目指す。