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朝日11/09 22:03 ◇バイアグラの効能メカニズムは特許にあらず　英高等法院◇

1.キイワード；特許

2.関係者；英国の高等法院

3.概要；英国の高等法院は８日、米製薬大手ファイザーが持つ性的不全治療薬「バイアグラ」に関する効能メカニズムの特許について、無効とする判決を出した。主要成分シルデナフィルの特許は２０１３年まで認めたものの、効能メカニズムは「１９９３年の特許取得以前に、すでに公に知られていた」とした。ライバル会社の訴えを認めたもので、対抗する治療薬の開発競争に拍車がかかることになる。

　特許が無効とされたのは、男性のぼっ起を妨げる「ＰＤＥ―５」と呼ばれる酵素の働きを薬によって抑制するという基本的なメカニズム。ライバル会社は、このメカニズムそのものが特許となっていることで「新薬開発の障害になっている」と訴えていた。判決に対して、ファイザー側は「ＰＤＥ―５抑制の役割を先駆的に発見したのはわれわれだ。英国法院の決定には失望している」とし、控訴も含めて対応を検討している。

[2000-11-09-22:03]