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朝日09/29 11:47 ◇高レベル放射性廃棄物、最終処分の基本方針を閣議決定◇

1.キイワード；高レベル放射性廃棄物
2.関係者；政府、原子力発電環境整備機構
3.概要；政府は２９日、使用済み核燃料を再処理した際に出る高レベル放射性廃棄物の最終処分に関する基本方針と計画を閣議で決定した。処分の枠組みを定める「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」が５月に成立したのを受けたもの。基本方針は、徹底した情報公開の必要性や、関係機関が処分地となる地域の活性化に協力することなどを盛り込んだ。方針は、廃棄物は生活環境から隔離した地下深くに安全に埋設処分することを前提として、国は処分地の選定段階で地元の意見を尊重。その過程での徹底した情報公開を強調している。処分地選定や処分を担う「原子力発電環境整備機構」が処分地の地域との交流をはかり、自立的な発展に協力することを盛り込んだ。計画では、廃棄物の地層処理を２０３０年代半ばをめどにはじめる。日本の原発で１９９９年末までに生じた廃棄物の量は、ステンレス容器入りガラス固化体に換算して１万３３００本。今後、年間１１００―１４００本分が発生し、２０２０年ごろには４万本分に達すると見込んだ。