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2020年07月09日　米国最高裁判決大統領特権を打認めず

9日、米国最高裁がトランプ大統領の納税申告書（tax returns）をNY検事局に提出せよと判決
https://www.dailymail.co.uk/news/article-8506359/Supreme-Court-rules-Donald-Trump-let-accountants-turn-tax-returns.html
Supreme Court rules Donald Trump MUST turn over his tax returns to New York prosecutors in stunning 7-2 defeat with his own SCOTUS picks Kavanaugh and Gorsuch voting against him - but justices BLOCK Congress from getting the returns for now

納税申告書は国民の義務を果たしているかどうかの最重要書類。大統領選に出馬する人は自主的に公開するもの。しかしトランプは頑なに拒否。
ようは税金を払っていないか過少申告を隠蔽の疑い。７；２の圧倒的多数判決も大きいですね。

【ワシントン共同】米連邦最高裁は9日、ニューヨーク州の検察当局がトランプ大統領の納税申告書を含めた財務記録の開示を求めた訴訟で、トランプ氏が大統領の免責を盾に開示を拒否することはできないとする判断を出した。トランプ氏は歴代大統領の慣行に反し納税申告書の開示を拒否し続けている。税法違反などを疑う声が出ているが、米メディアによると11月の大統領選前の開示は難しいとの見方が強まっている。
　また最高裁は、下院委員会がトランプ氏の会計事務所や銀行に召喚状で納税申告書などの提出を求めた訴訟について、現時点では開示を認めず、審理を下級審に差し戻す判断を出した。
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-43334326
Why the Stormy Daniels-Donald Trump story matters

この裁判は、NY検事局が2006年の大統領選の際に、トランプ陣営がポルノスター・Stormy Danielsに両者の関係について口止め料13万ドルを支払ったとの疑惑捜査。トランプのポケット・マネーなら問題ないが、大統領選挙資金から支出の疑惑ですね。これは連邦法違反。捜査には銀行取引の内容を
知る必要ありですが、tランプは銀行支出を明らかにするのを拒否。その根拠は、大統領特権ですね。しかし、この最高裁判決はその特権を否定したことが
画期的。そもそも13万ドルくらい大金持ちトランプにはゴミのようなものでしょうが、それをなかば公金の大統領選資金から出したところが味噌。
トランプには金が全て、金額の多寡ではなく生活信条なのでしょうね。