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2018年９月０３日　独ケムニッツでの反人種差別ロックコンサート

https://en.wikipedia.org/wiki/2018_Chemnitz_stabbing_attack

ドイツ・ザクセン州ケムニッツ（古名カールマルクス・シュターツ）での人種対立騒動、
8月末に３５才のドイツ人（Daniel H）が、移民のイラク人とシリア人に刺殺される事件発生。
極右団体（Kaotic Chemnitz）がこの事件に抗議で市中で外国人を無差別で襲い。その時にドイツで禁止されて
いるナチ式敬礼。極左がこの極右の運動に反対で衝突。
衝突が徐々に拡大で、9月3日に左翼がケムニッツで反ナチのロックコンサートを
開き6万人が集まったとか。
このコンサートにはSPDの大統領が参加を呼びかけ。CDUのメルケル首相は反移民運動に
自制を求める立場。
そもそも2015年に中東からの難民100万人がドイツ国境に押し寄せた時に、国境を開放した
のはメルケル首相。しかし、メルケル首相は方針を変更で今は、人数を絞って難民受け入れ
ですね。この間、反移民の極右、ペギーダとかAfDが勢力拡大ですね。ＡｆＤは国政選挙では
第二党の勢力。

この極右勢力が力を得ているのケムニッツのような旧東ドイツですね。ようは不景気で
社会不安が高いところで、住民の反移民感情を刺激するような事件が発生すると、
一気に騒動が燃え盛りですね。
この殺されたドイツ人は母がドイツ人で父はキューバ人ですから、半黒人ですね。
旧東独は、キューバから多数の移民を労働力として受け入れていた名残。
そもそも、何故刺殺されたか不明、お祭りの際の口論らしいのですが。
メルケル首相も育ったのは旧東独のドレスデン。混乱する社会ですね。
ただナチは憲法で禁止ですから、政治勢力ろしては主流にはなり得ませんね。