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2016.7.14 フランス、ニースにてトラックを用いたISテロ、死者84名

14日は1789年のフランス革命記念日、南仏ニースでの花火大会の直後にトラックを用いたISテロ発生。
2015年1月のシャルリエブド編集部襲撃事件、11月のパリ同時多発テロの後に施行された非常事態を
オランド大統領が解除しようとした矢先の事件。
この事件の影響は限りなく大きいのでは。
2017年のフランス大統領選挙にまで影響を及ぼすと言われてますね。
フランスで一番おめでたい日に、多数の市民を無差別に殺害、その犯人がチュニジア系フランス人では。
反移民、反イスラム、反マグレブ人の声が高まりますね。
南仏ニースは極右政党FNの勢力範囲、また共和党も力づき。社会党は劣勢になるのでは。

2016/7.16 追加情報
犯人の名前は　Mohamed Lahouaiej Bouhlel　チュニジア人ですね。
1985年チュニジア生まれ、2005年、２０歳の時にチュニジアを出国。
その後、ニースのチュニジア系フランス人と結婚、3人の子供を設ける。
２０１５年はじめに離婚で、アパートで独りくらし。
宅配便の運転手、居眠り事故を起こして首。
ここ半年は種々の犯罪を起こして、警察の世話になる。
この3月には暴力行為で執行猶予のついて懲役６カ月の判決。
本人はモスクにも行かず、酒をのみ、豚肉を食する。警察も
イスラム過激派としては登録せず。
犯行のトラックに積んであった手りゅう弾やライフル銃は偽物。
現時点ではISのジハーディストの証拠はなし。

フランス南部のニスで花火を楽しんだ人波に向かって大型トラックが突進して今まで84人が死亡したテロ事件と関連して、フランス全国は16日から犠牲者を追慕する哀悼期間に入りました。

多くの市民が初めと花束を持って事件現場を探した中で現地に住む限り男性はどんな理由でもこういう残忍な犯罪を犯してはいけないとし犠牲者家族がとてもかわいそうだと話しました。

捜査当局はトラック運転で警察に射殺された31才のチュニジアであるモハメド・ラフエユブレル容疑者の周辺を捜査中で、現地言論によれば警察は今まで容疑者と関係ある4人の男を拘束してチュニジアである妻から事情聴取をしていると伝えられました。

今回の事件に対して過激派組織ISと関連があるメディアが16日インターネットを通じてニスで作戦を実行した者はISの戦士だと伝えたが、捜査当局は現時点で過激派組織の直接的な関与で疑われる証拠が発見されなかったと明らかにして今後背後関係の捜査が注目されています。

7月１６日　日刊紙リベラシオン記事　Mohamed Lahouaiej Bouhlelとは何者か
http://www.liberation.fr/france/2016/07/16/qui-etait-mohamed-lahouaiej-bouhlel-l-auteur-de-l-attentat-de-nice_1466632

内相の見解としてはイスラム教とは無関係な生活を送ってきたが短期間に急激に過激になったのでは。
チュニジアの実父によると渡仏前の2年くらい精神的に非常に不安定な状態であった。
2008年からニースで妻と生活、関係は急激に悪化。暴力的になり離婚。
孤独で静か、近隣の人とは挨拶も交わさぬ不愛想。
本人の趣味はウエイトリフティングと武芸、MMA - le Mix Martial art 。体のどこの
部分を使ってもよい制約のない自由格闘技。本人は体型を保つのに細心。

7月１７日　英国紙デーリーメール　ブレルについて詳しい記事と写真あり
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3693227/Brother-reveals-violent-drug-crazed-ISIS-soldier-Mohamed-Lahouaiej-Bouhlel-smuggled-84-000-family-Tunisia-DAYS-murdering-84-Nice.html

'Mohamed sent the family 240,000 Tunisian Dinars (￡84,000) in the last few days,' Jaber Bouhlel told MailOnline.

犯行の数日前にブレルが故郷チュニジアの家族の元に84000ポンドを送金してきたと
ブーヘルの兄弟が証言。これは1000万円と大金。兄弟は今まで貯蓄した金と言っているが失業中でもあり
出所はＩＳからの資金と見るのが妥当では。なお、チュニジアでは出稼ぎにでたものが故郷に送金は普通の習慣。
ＩＳは資金豊富で、自殺テロ攻撃の報酬として事前にジハーディストに金を与えたのでは。