2010-12-25
さて、週刊誌タイムのバックナンバーを見ていたら、
１０月２５日号のカバーに
"Alzheimer's, by Alice Park"
が出てます。
http://www.time.com/time/health/article/0,8599,2025369,00.html
治療法の開発が思うように進まないというもの。
米国ではアルツハイマー病について
６５才以上で罹病の可能性が１０％とか。
マヨ病院・アルツハイマー研究センターの
Dr.Ronald Petersenによると、米国では年間
１）ガン研究に56億ドル
２）心臓病研究に10億ドル
ｘｘ）アルツハイマー研究に５億ドル
と研究費が少ないと苦情。
ことわざとして、アルツハイマー克服は
医学研究分野のcold fusionと揶揄とか。
誰もがその有用性を認めるが、誰もが研究に失敗するとか。
２００２年には有用な
ワクチンが開発されたが、脳や脊髄に炎症とかで、放棄。
この８月には期待された薬が、コグニティブ・システムを
悪化させるとかで放棄。
脳にアミロイドが蓄積するのが原因といわれてますが、
それも要因の一つに過ぎないようです。
この特集には、アルツハイマーだったレーガン大統領の
娘、Patti Davisの手記がでていますが、徐々に幼児かえり
するということですね。
パティ・デービスの手記がインターネットのタイム・
サイトでも読めます。
http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,2025638,00.html
面白い観察をしてます。
アルツハイマーの症状として男と女では全く違うとのこと、
男性は、悲劇的な様相を深めるが女性の場合は病状を
エンジョする方向になるとか。
彼女は、ロング・グッドバイという本
も書いているようです。いわゆる突然死と反対のもの。
初期のアルツハイマーの症状は、電話を受けても、
切った直後に、誰となんの要件で話していたか
覚えていないというもの。