020.05.27 ライムライト 1953年 チャールズ・チャップリン（ＢＳプレミアム） 2時間18分 白黒
チャップリンが64歳の時の監督、主演、作曲、すべて担当。副監督 ロバート・アルドリッチ
同じアパートに住む若いバレリーナ（クレア・ブルーム）のガス中毒を助けたｔところからストーリーが始まる。
元は大変に高名な喜劇役者、しかし老年となり落ちぶれてアル中。
足が動かなくなったクレア・ブルームを励まして舞台に復帰させる。
自分も舞台に出るが、さっぱり観客に受けず、劇場からクビ。路上の浮浪者を集めた３−４人の楽団で
バイオリンを弾き、レストランの客から小銭を貰う生活。
クレア・ブルームは貧しい作曲家の青年（チャップリンの実の息子）と知り合い、彼は後に作曲家として成功して再開。
彼は、クレア・ブルームに求婚するがチャップリンを愛していると拒絶、彼女はチャップリンに求婚するが
年の差がありすぎると拒絶。
2人は最後に劇場で共演して、チャップリンも観客に大うけして、喜んで舞台下にジャンプして背骨を打ち動けなくなる。
クレア・ブルームは舞台でソロで踊り、大うけ。その姿を舞台のそででチャップリンは見ながら、心臓マヒで死亡。
オーソドックスな純愛ものですね。
バックグラウンドに甘美なライムライトのメロデー（チャップリン作曲）が流れるもの。
チャップリンはこの最後の場面を撮るために映画を作ったようなものでした。俳優は舞台の上で死にたいもの。
若い女と老人の悲恋ですね。
これは当時、世間の非難を浴びた、チャップリンとユナ・オニールの結婚、36才の年齢差、への答えだったのかも。結果として二人は長続きして、
チャップリン88才の死まで添い遂げましたね。二人の間の長女がジュラルディン・チャップリンで映画ドクトル・ジバゴの主演。