2012-12-19 英国科学誌Nature　本年の１０人(12/19)

さて、英国科学誌Nature、１２月１９日号に、
"Ten people who mattered this year"
という記事。本年の１０人ですね。

1.Rolf-Dieter Heuer: The Higgs diplomat
2.Cynthia Rosenzweig: Guardian of Gotham
3.Adam Steltzner: Our man on Mars
4.Cedric Blanpain: Cell tracker
5.Elizabeth Iorns: Replication hound
6.Jun Wang: Genome juggernaut
7.Jo Handelsman: The bias detective
8.Tim Gowers: Seed of discontent
9.Bernardo De Bernardinis: On the fault line
10.Ron Fouchier: Flu fighter

なかなか幅広い視点から、１０名を選んでいるのに関心、かつ
科学分野での最新の話題ですね。
当方が面白いと思ったのは、特に

3.Adam Steltzner: Our man on Mars
エンジニア、８月５日の火星着陸チーム５０名を率いる

5.Elizabeth Iorns: Replication hound
マイアミ大学のポスドク時代から
多くの公表された科学論文には再現性がないこと追求

ですね。５。は科学論文には、どうもデータ偽造が
多いとの説。世間で話題になるのは氷山の一角ですね。

"Ten people who mattered this year"

1.Rolf-Dieter Heuer: The Higgs diplomat
ヒッグス粒子(Higgs boson)の発見を７月４日にCern所長
として発表、彼のdiplomacy外交努力があって世界の
注目を得た

2.Cynthia Rosenzweig: Guardian of Gotham
ハリケーンSandyによりＮＹの被害の前に巨大ハリケーン
被害を１０数年前から予告

3.Adam Steltzner: Our man on Mars
エンジニア、８月５日の火星着陸チーム５０名を率いる

4.Cedric Blanpain: Cell tracker
ブラッセルの自由大学でラボを持つ、腫瘍の成長研究、
ドラッグで刺激する

5.Elizabeth Iorns: Replication hound
マイアミ大学のポスドク時代から
多くの公表された科学論文には再現性がないこと追求

6.Jun Wang: Genome juggernaut
BGI, 中国のゲノム・シークエンス研究所の３４才の所長

7.Jo Handelsman: The bias detective
科学界における無意識の性差別をマイクロ・バイオロジストの
観点から追求

8.Tim Gowers: Seed of discontent
数学者、オランダの巨大出版社、Elsevierのボイコットを
呼び掛ける

9.Bernardo De Bernardinis: On the fault line
本年１０月、７名の地震学者を６年間の禁固刑、彼は
判決後も無実を訴える

10.Ron Fouchier: Flu fighter
オランダ、ロッテルダムのウィルス学者, H5N4が
人間にも感染する危険を本年１月に他の学者と
共同で公表