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2012-10-29 物つくり逆襲のシナリオ
さて、週末２７、２８日にNHKスペシャルで、日本の
物作りの問題をテーマに、それぞれ１時間１０分、
１時間の特集。
made in Japanでは競争できなくなっているのではとの
問題提起です。
1回目、27日は
家電製品がアナログからデジタルにかわり、基板を
買ってきて装置に組み入れるだけ、ようはボルトを
工具で締めるだけで、だれでも出来る作業に
なったという話し。
ただ、基板は誰が作っているのか、設計の話しは
でて来なかったです。
まあ、回路の設計図さえあれば、どこでも基板は製造
出来るのでは。
それと、シャープは液晶技術は完全ブラックボ
ックス化したが、結果的にコピーされたようです。どうもシャープの退職技術者を
通じてブラックボックスの技術が流出のようです。
これを防ぐのは難しいです。
液晶ＴＶは、６年間で価格が1/3とか。シャープは
６年前は大儲けしたが、今は安売り競争で瀕死の
状態です。
２回目（２８日）は、どうやれば逆襲が出来るかですが、
１人だけで製品を作り上げる人物が出てきました。
ようは回路を設計して、商品のデザインも自分で
出来れば、それをアウトソースを用いて、商品化できる
環境が日本に現在あるとか。これは最強ですね。
それから、スチーブ・ジョブズが来日したときは、まず
工場の現場に出かけて、Ｒをどうとるとか、現場に技術に
最も関心を示したとか。設計デザインは自分の頭にあり、
それをどう現実のものにするかにこだわったという
ことです。
日本には現在も優れた要素技術は存在するが、それを
統合して、魅力的な商品にする力が足りないという
ことです。
＜ウェブから＞