2011.9.19
Valerie Plame Wilson
さて、タイム9/19号は"Beyond 9/11, special
commemorative issue"という
2011.9.11テロ事件の10周年特集号。
その中に、Valerie Plame Wilson,"Formaer
CIA
Covert-Operaion Officer"の記事もあり。
１ページの写真と、１ページの記事。この名前は有名では
ないが、米国では結構しられているのでは。
記事の中身は、
-------------------------------------------------
2001.9.11のテロ攻撃のときには、CIAの本部にいて、
Iraq Task Forceの仕事。サダム・フセインの
いわゆる大量破壊兵器(WMD)の調査が業務。
CIAの秘密エー ジェントというのは身分を徹底して隠すのが
大前提。しかし、2003年7月に保守系コラムニストにより
身分がばらされた。
9/11の2ー3カ月後にイエローケーキがニジェー
ルからイラクに密輸されたとの情報が諜報機関に
流された。夫の外交官のJoe
Wilsonがニジェールに派遣されて、その密輸の噂が偽
情報と確認してきた。この話しは、別の米国の大使と
将軍によりの情報と一致。
しかし、2003年1月のブッシュ大統領の年頭教書で、
「英国政府はサダム・フセインがニジェールから相当量の
ウランを入手したと学んだ」と述べた。
2003年3月に米国はイラクに侵攻、2003年7月6日に私の夫が
NYTにアフリカではイラクのウラン入手の証拠はなかったと
1500文字と投稿。
その１週間後に私の名前が、CIAの秘密エージェントであると
暴露されて、私のキャリアは終った。
２ー３年前にサンタフェに移動して、現在グローバル・ゼロ
夫婦で核兵器廃絶運動に尽くしている。
------------------------------------
という厳しい記事でした。
米国社会の対立の厳しさを示していますね。
相手を倒すためには手段を選ばないというのは、
アングロサクソン社会の伝統なのでは。