2011.9.07 住み心地のよいヴォーリズ建築

9/6朝日夕刊にヴォーリズの建築の話し。
William Vories(1880-1964)、近江兄弟社のメンソレータムの
創業者としても知られています。

放置され廃屋状態の旧八幡郵便局をボランティアが
修復したら、そのなかの住み易さに人々が
感銘したとの記事。

ようはそこで住む人々や仕事をする人々のことを
考えた建築を作ったようですね。

日本国内で1600件という
膨大な数の建築物を残したというのは、住んだ人々から
好評でそれがくちこみになったからでしょうね。
それと、木材を多用しているところで、日本人に
人気があるのでは。

欧州は石の文化で、木というとみすぼらしいという
概念があり、明治維新では、やたら煉瓦など多用でしたが、
ヴォーリズは木材の良さを日本人にしめしたところも
人気の一因では。
建物に光と風を取入れる工夫をしたのが木材使用と
うまく適合したのでは。

当方のヴォーリズとの出会いの一つが、お茶の水の
山の上ホテル、外は変哲もない作りですが、なかに入ると
心地よさを感じた素晴らしい建築と思いました。