2011.02.21 風が吹けばマイワシがとれない
さて、日本には風が吹けば桶やが儲かるという
諺がありますが、以下の記事、
「風が吹けばマイワシがとれない」という仮説。
もしこれが実証されれば、かなり偉大な発見ですね。
魚の大漁・不漁は偶然ではなく科学的に説明ですから。
11-02-21朝日夕刊
「イワシ漁、４年後予報、ハワイ北方海面上昇→
激減の恐れ」
マイワシは1980年代に年間漁獲がピークで
日本近海の太平洋だけで300万トンに。
だが、88ｰ91年に繁殖率が数十分の一に激減、今は年に数万トン
水産総合研究センター・東北区水産研究所、斉藤宏明室長ら
2007年からチームを組み調査、
1)ハワイ北方の太平洋の海面が風で数十ｃｍ上昇
2)コリオリの力で、上昇した海面が西にうごき４年後に
日本近海に到達
3)その結果、黒潮の水温が上昇、この現象は90年前後
4)黒潮温度上昇でプランクトンの発生ピークが2カ月
前倒し
5)この結果、マイワシの稚魚が育つ時期に餌不足
6)餌不足で成長が遅れ、稚魚の期間が長引き、大半が天敵に
食われて激減