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2011.01.13　今週のタイム、アフガン記事

今週のタイム1月17日号の表紙は、
アフガンで連合国飛行機攻撃で負傷した、子供を
抱く米海兵隊員の写真。子供の片足はなしという、
悲惨な写真ですね。雑誌内部にも同様なアフガン写真が
多数でした。
"The birds of hope: with a black hawk medevac unit in
Afghanistan, photographs by James Nachtwey"
ヘリ・ブラック・ホークで負傷者を運ぶ救急
隊員に随行した写真家の記事ですね。
写真は、やはりプロの写真家の構造と撮影の瞬間。

戦争写真は、ベトナム戦争のときは無制限に報道、
しかし、1991年の湾岸イラク戦争、また2003年の
イラク侵攻では、ブッシュ父子が徹底して介入で
戦争の残酷な写真は排除。
オバマ政権になってからは、また自由化のようですね。

それ以外にも評論、
"Finishing the Job in Afganistan. Needed: Security,
Development and a stable Pakistan, by Joe Kein"

アフガニスタン戦争が始まって、１０年。現在も
米国は年間､1000億ドル（１０兆円）、兵士１人当り100万
ドルを費やしているが、米軍はどこで手を引くべきか、という
問題提起ですね。
2013年末までには、大多数の米軍はアフガニスタンから
撤退という目標は決まってはいるが、アフガニスタンが
タリバンの手に入れば、次は核兵器８０基を持つ、
パキスタンが危機に落ちるというもの。

イラクは石油の出る豊かな国で、なんとかなるが、
アフガニスタンは世界４位の最貧国、パキスタンも
似たような貧しい国ですから、米国としても
どうしようもないというのが本音なのでしょうね。
タリバンなどの勢力を抑えるのは容易ではない
のでしょう。